「10倍だぞ10倍」小島聡の伝説的マイク発言の真相と最新裏話
リング上の熱気から生まれたフレーズは、どのようにしてネット空間を席巻するインターネット・ミームへと変貌を遂げたのか。その理由は、フレーズが持つ圧倒的な汎用性と語感の良さにある。
掲示板やSNSの普及に伴い、努力や苦労、あるいは感情の昂ぶりを大げさに表現する際の「完璧なネタ」としてユーザー間に定着。「10倍大変だ」「10倍嬉しい」といった文脈で、小島の顔文字や動画切り抜きとともに使われ始めた。プロレスを知らない若年層の間でも、「理由は分からないが語感が面白くて使いたくなるフレーズ」として自然発現的に浸透していったのだ。
言葉が一人歩きを始め、元ネタの文脈を離れて拡散する現象は、現代のデジタルカルチャーならではと言える。だが、どれほどネタとして消費されようとも、その根底にある小島の熱量が失われることはない。