175°Deno担担麺Ginzaがなぜ銀座で行列必至?痺れの真相を独自調査
銀座2丁目のビル地下に潜る階段の先に広がるのは、白と黒を基調としたモダンな空間です。ラーメン店特有の脂っぽさを一切排除した洗練された佇まいの中で、客席を包み込んでいるのは柑橘類にも似た鮮烈な花椒の芳香。この強烈なアロマこそが、全国の辛党・シビレ愛好家を虜にする最大の仕掛けです。
一般的な中華料理店で使用される花椒は、粉砕されて時間が経ち香りが飛んでしまっているケースが少なくありません。しかし、同店の創業者である出野真人(DENO)氏は、自ら本場・中国四川省の山奥まで直接足を運び、生産農家と交渉して極上の四川花椒(青花椒・赤花椒)を直接買い付ける独自の調達ルートを切り拓きました。収穫時期や産地に徹底的にこだわり抜いた花椒を、低温の油でじっくり熱して抽出する「自家製辣油」と、注文ごとに挽きたてで投入される「特製花椒粉」の二重構造が、舌先が心地よくピリつく極上の覚醒感を生み出しています。
単なる激辛ブームのような痛覚の刺激ではなく、味蕾を覚醒させて素材の甘みやナッツの香ばしさを引き立てる「味覚の増幅装置」として花椒を機能させている点に、他店が容易に追随できない決定的な技術差が存在します。