【2012年流行語大賞】スギちゃん快挙の裏側とは?受賞者の現在を徹底解説
2012年の年間大賞に輝いたのは、デニムのノースリーブと短パン姿でお茶の間を席巻したお笑い芸人・スギちゃんの決め台詞「ワイルドだろぉ」でした。同年の『R-1ぐらんぷり2012』で準優勝を果たしたことを契機に爆発的なブレイクを果たし、上半期からテレビ各局をジャックする社会現象となりました。
選考委員会関係者の証言や当時の報道資料によると、大賞選出の決め手は「子どもから高齢者まで真似しやすく、日常の些細な行動を肯定的に笑いに変える圧倒的なポピュラリティ」にありました。震災後の緊張感が残る日本において、過激さや毒舌を排し、自虐と愛嬌を織り交ぜたスギちゃんの芸風は、国民的な癒やしとして機能したのです。
ブレイク直後の同年9月には番組収録中の胸椎破折という大事故に見舞われましたが、わずか1か月余りで驚異的な復帰を果たしました。その後の歩みについて芸能関係者は次のように分析します。「一発屋と呼ばれるプレッシャーを受け止めつつ、旅番組や地方ロケで発揮される卓越した現場対応力と腰の低さ、そして温かいマイホームパパのキャラクターを確立したことで、一過性のブームを超えた確固たるポジションを築き上げました」。2012年の栄冠は、彼のタレントとしての息の長い信頼へとつながっています。