下唇のしびれを放置するな!脳梗塞の前兆や神経麻痺の危険サインと対処法
脳に異常がない場合、最も頻度が高い原因として挙げられるのが末梢神経の障害です。とりわけ下の親知らずを抜いた後やインプラント手術後に下唇や顎の先がしびれる場合、下顎神経麻痺やその末梢枝であるオトガイ神経麻痺が強く疑われます。
下顎の骨の中には「下歯槽神経」という太い神経が通っており、オトガイ孔という出口を通って下唇と顎の皮膚へ感覚を届けています。親知らずの根がこの神経に近接していた場合、抜歯時の牽引や器具の接触、術後の腫れによる圧迫によって神経伝達が一時的に阻害されます。特徴的なのは「運動麻痺ではなく感覚麻痺」である点です。唇を動かす筋肉(表情筋)は正常に動くものの、触った感覚が鈍い、熱さや冷たさを感じにくい、触れるとピリピリ響くといった知覚異常が続きます。