新生児のゲップが出ないのはなぜ?助産師直伝の簡単に出るコツを徹底解説
なぜ新生児はこれほどまでにゲップを出すのが苦手なのでしょうか。その根本的な要因は、新生児特有の解剖学的構造にあります。大人の胃が緩やかな「J字型」をしており、胃の入り口(噴門部)の筋肉がしっかり締まって逆流を防いでいるのに対し、新生児 胃の形状と空気の関係を見ると、赤ちゃんの胃はまるで細長い「とっくり(筒型)」のような垂直に近い形状をしています。
さらに、胃の入り口である噴門部の括約筋が未熟で緩いため、胃の中に入った母乳やミルク、そして授乳時に一緒に飲み込んだ空気が極めて逆流しやすい状態にあります。生後0〜1ヶ月の赤ちゃんの胃容量はわずか約30〜60ml程度しかなく、授乳時に吸い込んだ空気が胃の底部に溜まると、胃の内圧が一気に高まって苦しさや不快感を引き起こします。
赤ちゃんの胃の中で空気と液体が混ざり合うと、液体の上に空気が蓋をする形になり、姿勢がフラットなままだと空気だけを効率よく押し出すことができません。これが、授乳後に適切な姿勢をとらせて排気を促さなければならない物理的な理由です。