鈴木京香と長谷川博己の現在地|事実婚16年と献身看病の真相
二人の物語の原点は、2010年に放送され社会現象を巻き起こしたNHKドラマ『セカンドバージン』での共演に遡ります。大石静脚本によるこのドラマで、鈴木京香が演じたのは出版業界の辣腕プロデューサー、長谷川博己が演じたのは17歳年下の気鋭のネット系金融企業家でした。劇中で繰り広げられたスリリングで切ない大人の純愛劇は、視聴者のみならず、演じ手である二人自身の心をも激しく揺さぶることになります。
当時、鈴木京香は日本を代表するトップ女優としての地位を完全に確立していました。一方の長谷川博己は、劇団文学座で培った圧倒的な演技力は演劇界で高く評価されていたものの、テレビ映像の世界においてはまだブレイク直前の「知る人ぞ知る存在」に過ぎませんでした。実年齢差は約9歳(鈴木が1968年5月生まれ、長谷川が1977年3月生まれ)。キャリア、知名度、収入のすべてにおいて圧倒的な開きがあり、交際が明るみに出た当初は、一部週刊誌から心ない「格差愛」というレッテルを貼られたこともありました。
しかし、当時の制作関係者が語るドラマ現場での二人は、そうした世間の打算とは無縁の場所にいました。妥協を許さない演技プランをぶつけ合い、長谷川のストイックな芝居に対する鈴木の深い敬意と、大女優でありながら飾らない鈴木の包容力に長谷川が惹かれていく過程は、至極自然な必然だったと言えます。ドラマの映画化を経て、2011年秋には本格的な熱愛報道へと発展。周囲の冷やかしや雑音をものともせず、二人は静かに、しかし着実に二人だけの時間を積み重ねていきました。