20代骨粗鬆症が急増する真相と初期症状|骨密度崩壊の防ぎ方の要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
自分の骨が健康かどうかを把握するには、感覚ではなく客観的な数値データが必要です。医療機関で用いられる診断基準では、若年成人(20〜44歳)の平均骨密度を「YAM(Young Adult Mean)」と呼び、これを100%として自分の骨密度がどの水準にあるかを比較判定します。
骨粗鬆症の診断基準では、YAMの数値が70%未満に低下している場合、あるいは70〜80%未満であっても脆弱性骨折(軽微な外力による骨折)がある場合に骨粗鬆症と診断されます。20代の骨密度平均値は通常YAM95〜100%前後に位置するはずですが、極端なダイエット歴がある女性では、20代前半でありながらYAM60%台(80代相当)という異常値が叩き出される事例も珍しくありません。
検査手法・項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価DEXA法(デキサ法)
腰椎・大腿骨測定微量な2種類のX線を使用。
骨粗鬆症診断のゴールドスタンダード。保険適用(3割):約1,500円
自費診療:約4,000〜6,000円全身の重要骨を最も高精度に測定可能。受診時はこの装置がある病院を推奨。MD法・CXD法
手の骨・X線撮影手の骨とアルミ板を同時に撮影し、濃淡で骨量を算出。保険適用(3割):約800円
自費診療:約2,000〜3,000円手軽だが、寝たきり原因となる大腿骨の強度を直接測れないため簡易スクリーニング向き。超音波法(QUS法)
踵(かかと)測定放射線被曝ゼロ。
超音波の伝播速度で測定。薬局・イベント:無料〜500円
自治体検診:無料〜1,000円妊娠中も測定可能だが確定診断には使えない。異常値が出た場合はDEXAでの再検が必須。血液・尿検査
骨代謝マーカー骨形成(P1NP)と骨吸収(TRACP-5b)の速度を評価。保険適用(3割):約1,000〜2,000円(診察料別)骨が今まさに壊されている最中かどうかが判明するため、治療方針の決定に極めて有効。
骨粗鬆症検査の費用は、医師が必要と認めた保険診療であれば、診察料を含めても約3,000円前後(3割負担)で収まります。「骨密度検査は何科に行けばいいのか」と悩む方が多いですが、確定診断と治療を担うのは整形外科です。ただし、無月経を伴っている場合は、ホルモン補充療法を行う婦人科との連携が欠かせません。
山本 拓海
ヘルス&ウェルネスアドバイザー
デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。