3月11日東日本大震災から15年|復興の現在地と命を守る最新防災の全知識
震災から歳月が流れ、被災地のハード面における復興は着実に進展しました。三陸沿岸道路の全線開通をはじめとする交通インフラの再編、巨大防潮堤の整備、高台移転による安全な住宅地の造成はほぼ完了しています。毎年3月11日には政府主催や各自治体による追悼式典が執り行われ、失われた命への祈りと復興への誓いが新たにされています。
しかし、ソフト面の復興には依然として根深い課題が残ります。福島県内の「帰還困難区域」では一部で特定復興再生拠点区域の避難指示解除が進んだものの、本格的な住民帰還や産業再生、廃炉作業の道筋には長期間の取り組みが欠かせません。
さらに、高台移転後の新市街地における急速な少子高齢化・人口減少や、コミュニティの希薄化、被災者の心のケアといった問題は、単純なインフラ整備だけでは解決できない現実として立ちはだかっています。