Amazon領収書の出し方決定版!スマホ印刷の落とし穴とインボイス対策
インボイス制度において、仕入税額控除を適用するためには記載要件を満たした適格請求書の保存が義務付けられています。Amazonでの購入において注意すべき実務ポイントは、「販売元の違い」と「宛名記載の仕様」の2点です。
Amazon直販とマーケットプレイス出品者の決定的な違い
Amazon.co.jpが自ら販売・発送する商品の場合、発行される領収書にはアマゾンジャパン合同会社の適格請求書発行事業者登録番号(T9010401090333)および消費税額・税率ごとの区分が明記されます。
一方で、マーケットプレイスの第三者セラーから購入した場合、出品者が適格請求書発行事業者として登録していなければ、インボイス要件を満たす領収書は発行されません。注文履歴の領収書画面に出品者の事業者番号が記載されているか、必ず目視で確認する習慣をつける必要があります。
宛名変更ができない仕様への対処法
Amazonの領収書システムは、発行画面上で宛名を直接打ち替えることができません。領収書の宛名欄は「お届け先氏名」が自動反映されるか、あるいは空欄で出力されます。
会社名義の領収書が必要な場合は、注文確定前の「お届け先住所の選択」画面で、受取人名欄に「株式会社〇〇 担当〇〇」のように会社名を含めて登録しておくのが確実な対策です。すでに個人名で発行されてしまった領収書については、国税庁のガイドラインに基づき、社員が立替払いした旨を示す精算書(立替金精算書)を添付して処理する運用が一般的な経理実務となっています。