アルミ溶接Diyを成功させる!プロが教える100V機とロウ付けの使い分け完全版
高額なTIG溶接機やアルゴンガス契約を用意できない場合、DIYにおける最強の選択肢となるのが「アルミロウ付け(Brazing)」です。融点が母材よりも低い専用のロウ材を用い、市販のガストーチで母材を加熱して隙間に流し込む工法です。
特に「HTS-2000」などに代表される近年の高性能アルミ低温ロウ材は、母材を溶かさない約380〜400℃という低温で作業が可能です。母材が溶融しないため、薄板に穴を開けてしまう致命的リスクがほぼゼロになります。
強度面について「ロウ付けは溶接より格段に弱いのではないか」という懸念を持たれがちですが、接合部の引張強度は約200MPa以上に達し、適切に施工された接合部は「母材側のアルミが先に破断する」ほどの強度を発揮します。ネジ山の潰れたアルミパーツの肉盛り再生、ラジエーターやインタークーラーのパイプ接合、薄板アルミ板金など、DIYで発生する用途の8割以上はロウ付けで十二分に解決可能です。