白ナスの食べ方完全ガイド|皮は剥く?トロトロステーキの焼き方と下処理
白ナスを美しく、そして雑味なく仕上げる最大の障壁が「切断面の急速な褐変(黒ずみ)」です。紫ナスは外皮が濃紫色のため果肉の多少の変色が目立ちませんが、白ナスの純白の果肉が茶色くくすむと料理の清潔感が大きく損なわれます。この変色は、果肉に含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールが、空気に触れてポリフェノールオキシダーゼ(酸化酵素)の働きで酸化重合することが原因です。
変色を完全にブロックする白ナスアク抜き方法の標準手順は以下の通りです。
切断後、1%濃度の食塩水(水500mlに対して塩小さじ1弱)を用意し、切ったそばから投入して約5分〜7分浸漬させます。真水よりも塩水のほうが酵素の活性を強力に抑制し、浸透圧によって余分なアクを素早く排出します。ただし、10分以上の過度な浸漬は厳禁です。水溶性の旨味成分や糖分が水中に溶け出し、果肉が水分を吸いすぎてブヨブヨの仕上がりになってしまうためです。
水から引き上げた後は、キッチンペーパーで表面の水分を徹底的に拭き取ります。油を使って加熱する場合は、この段階で少量のオリーブオイルやサラダ油を断面に薄くハケで塗っておくと、酸化防止のバリアとなり、加熱時の油の急激な吸い込みムラを防ぐことができます。