阪神・漆原大晟の現在と最新成績|現役ドラフトの成功例が示す評価の真相
漆原投手の野球人生は、決して平坦なエリートコースではありませんでした。新潟の名門・新潟明訓高校時代は甲子園の土を踏む経験を持ちながらも、全国的な注目を集める超大物という位置づけではありませんでした。転機となったのは、地元・新潟医療福祉大学への進学です。
大学時代に本格的なウエイトトレーニングとフォーム改善に取り組み、最速150km/hを超える剛腕へと急成長。2018年の育成ドラフト1位でオリックス・バファローズから指名を受け、同大学出身者として「史上初のNPBプロ野球選手」という歴史的な扉を開きました。
プロ入り後、2019年にはウエスタン・リーグで最多セーブ投手のタイトルを獲得し、2020年に念願の支配下登録を勝ち取ります。オリックス時代も一軍でクローザーやセットアッパーを経験するなどポテンシャルの高さを見せていましたが、厚い投手層の狭間で登板機会が限られる時期も過ごしました。その才能に再びスポットライトを当てたのが、2023年オフの現役ドラフトでした。