イカの腹はどっち?間違えると内臓破裂も!プロが伝授する失敗ゼロの下処理法
イカを筒状のまま(イカ飯や輪切り用)調理する場合と、開いて刺身にする場合とでは、内臓の外し方が異なります。ここでは、最も失敗が多く報告される「イカ腹わたの抜き方詳細まとめ」として、プロが実践するノーミス手順を体系化しました。
イカ軟骨と内臓の外し方の基本ステップは以下の4段階です。
ステップ1:腹側を上に置き、軟骨との結合部に指を入れる
イカの腹側を手前に向け、胴体(外套膜)と内臓の間に人差し指を滑り込ませます。内臓は背側にある透明な軟骨に筋膜で強く結着しているため、腹側から指を入れて背側の内壁を探り、軟骨から内臓を爪の先で優しく剥ぎ取る感覚で左右に指を動かします。
ステップ2:足(ゲソ)と内臓を一気に引き抜く
内臓と背側軟骨の癒着が剥がれたら、胴体の端を左手でしっかり固定し、右手で目の上の足の付け根を掴みます。このとき、ねじらずに真っ直ぐ胴体の軸に沿ってゆっくり引き抜くのが最大のコツです。途中で引っ掛かりを感じた場合は、無理に引かず再度指を入れて奥の結着を外してください。
ステップ3:墨袋を根元から除去する
引き抜いた内臓(ワタ)をまな板に置くと、肝臓の中央に銀色に光る墨袋が確認できます。破裂を防ぐため、墨袋の先端ではなく「漏斗に繋がっている付け根の細い管」を指でつまみ、肝臓からペリペリと剥がすように手前に引いて取り外します。
ステップ4:透明な軟骨を引き抜く
胴体の内部に残った一本のプラスチック状の軟骨(舟)の先端を指先でつまみ、ゆっくりと引き抜きます。軟骨が途中で折れると内部に残存し、食感を著しく損なう原因となるため、胴の奥まで指を届かせて根元から取り出します。
イカ内臓処理の失敗例と対策として最も多いのが、「引き抜く途中で肝がちぎれて胴の奥に残ってしまう」というケースです。これは背側の軟骨から内臓を完全に剥がしきらないまま力任せに引っ張ったことが原因です。万が一奥に肝が残った場合は、スプーンの柄を使って掻き出すか、胴体を流水で洗い流しながら指先で押し出すことでリカバリーが可能です。