バース・掛布・岡田の真実|1985年3連発の舞台裏と現在
1985年の阪神打線が「史上最強打線」と称される最大の理由は、中軸を打つ3人が残した圧倒的な個人成績と、打線の前後に切れ目がなかった点にあります。1番・真弓明信、2番・弘田澄男(または北村照文)、6番・佐野仙好、7番・平田勝男、8番・木戸克彦と続くラインナップは、チーム打率.285、チーム本塁打219本という驚異的なオフェンス力を誇りました。
特に中核を担ったバース、掛布、岡田の成績は、セイバーメトリクスが浸透した現代の視点で見ても規格外の数値を叩き出しています。
3人合計で129本塁打・343打点。クリーンナップ全員が打率3割・30本塁打・100打点・OPS 1.000超えを達成した例は、日本プロ野球史全体を見渡しても極めて稀です。相手バッテリーからすれば、バースを敬遠しても4番に掛布、さらに打ち取っても高打率の岡田が控えているという、息をつく暇もないプレッシャーを与え続けました。