バッテリー上がりのつなぎ方!赤黒ケーブルの順番を間違えると火花・故障の危険あり

バッテリー上がりのつなぎ方!赤黒ケーブルの順番を間違えると火花・故障の危険ありの基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

近年、ネットの質問掲示板やSNSで後を絶たないのが、「友人のハイブリッド車(プリウスやアクアなど)にブースターケーブルを繋いで助けてもらおうとしたら断られた」「故障した軽自動車を助けようとしてHVの電源を入れたらシステム警告灯が点灯した」というトラブル事例です。

自動車メーカー各社(トヨタ、ホンダ、日産など)の公式取扱説明書にも明記されている通り、「ハイブリッド車や電気自動車(PHEV/EV)は、救援車として他のガソリン車をジャンプスタートさせてはならない」という厳格な車両制約があります。

この理由は、ハイブリッドシステムの構造に起因します。HVに搭載されている12V補機バッテリーは、ハイブリッドシステムを起動するための精密な回路に直結しています。一般的なガソリン車を始動させる際、セルモーターは瞬間的に100アンペア〜200アンペア以上という極めて莫大な突入電流を要求します。HVが救援車になると、その過大電流がHV側のDC-DCコンバーターや高電圧制御インバーターを直撃し、ヒューズの溶断や精密電子回路の全損を引き起こす危険性があるためです。修理費用は20万円〜40万円以上に跳ね上がるケースも珍しくありません。

逆に、「他車(ガソリン車)から電力を分けてもらい、動かなくなったハイブリッド車の補機バッテリーを復活させる」という一方通行の救援(HVが助けてもらう側)であれば、救援用端子(ヒューズボックス内のジャンプスタート端子など)を利用して安全に行うことが可能です。この非対称性を理解していないと、善意の救護が痛恨の二次災害へと発展します。

関連記事