【博多祇園山笠】なぜ箱崎浜の砂で清める?「お汐井取り」の作法と由来完全版
箱崎浜で採取した砂を持ち帰るために欠かせない道具が、「お汐井てぼ(てぼ)」と呼ばれる竹編みの小さな籠です。円錐形に近い形状で、紅白の水引や麻紐があしらわれており、男衆はこれを腰の後ろや手元に携えて走ります。
持ち帰った清めの砂は、以下のような作法で大切に扱われます。
1. 自宅や詰所での保管方法
採取した砂は、てぼに入れたまま自宅の玄関先や神棚に祀ります。これによって外からの災厄や悪霊の侵入を防ぎ、家内安全を守る結界としての役割を果たします。
2. 出走前・外出時の撒き方(清め方)
男衆が山笠の舁き出しに向かう際、玄関を出る直前に指先で砂を少量つまみ、自らの「胸(肩)と足元」にパラパラと振りかけます。身についた穢れを落とし、足元の怪我を防ぐための護符として機能します。一般家庭でも、冠婚葬祭や日々の外出時の厄除けとして重宝されています。