車の冷房が効かない本当の原因|プロが教える緊急対処と修理費用

車の冷房が効かない本当の原因|プロが教える緊急対処と修理費用にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

「ファンからは勢いよく風が出るのに、一向に冷たくならない」――この現象に直面したとき、カーエアコン内部の冷却サイクルに何らかの破綻が生じています。カーエアコンは、冷媒(エアコンガス)をコンプレッサーで圧縮・液化し、エバポレーター(熱交換器)で気化させる際の気化熱を利用して空気を冷却する密閉システムです。

車 エアコン 効かない 原因として現場で最も頻繁に確認されるのは、以下の4つの異常です。

第一に、エアコンガスの微小漏れや不足です。配管の継ぎ目にあるOリングの経年劣化や走行振動により、年間に約3〜5gずつ自然微小漏洩することが知られています。冷媒量が規定値を下回ると、十分な熱交換が行えず冷風が作れません。

第二に、コンプレッサーの作動不良です。冷媒を循環させる「心臓部」であるコンプレッサーが、マグネットクラッチの摩耗や内部焼き付きによって停止すると、冷媒が一切循環しなくなります。

第三に、エアコンフィルターの深刻な目詰まりです。ホコリや花粉、落ち葉などがフィルターに堆積すると、通過風量が激減し、室内全体に冷気が行き渡らなくなります。

第四に、エバポレーターやコンデンサーの汚れ・放熱不良です。フロントバンパー奥にあるコンデンサーに泥や虫が詰まると、熱を外に逃がせなくなり、冷媒が冷却されずシステム全体の効率が著しく低下します。

関連記事