チェルノブイリ「象の足」の現在とは?致死量の塊を撮影できた衝撃の真相
チェルノブイリ「象の足」の現在とは?致死量の塊を撮影できた衝撃の真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
象の足に関する驚くべきエピソードの一つに、「硬度を測るために小銃(ライフル)で撃ち抜いた」という逸話があります。一見すると荒唐無稽な都市伝説のように聞こえますが、これは旧ソ連の科学アカデミーや現場作業チームの記録にも残されている紛れもない事実です。
調査隊は当初、この塊の化学組成や密度を分析するため、サンプル(破片)を採取しようと試みました。遠隔操作のドリルを搭載したロボットを派遣したものの、コリウムは極めて硬質かつ粘り気のある珪酸塩ガラス状の物質へと変化しており、ドリルの刃がまったく立たずに焼き切れてしまったのです。特殊な合金カッターも歯が立ちませんでした。
そこで現場の責任者が下した決断が、「小銃の徹甲弾で表面を破砕する」という極端な力業でした。現場に軍のスナイパーが呼ばれ、防護壁の陰からカラシニコフ自動小銃(AK-47)を用い、象の足の縁に向けて徹甲弾を連射しました。銃撃によって弾き飛ばされた破片を回収し、ようやく研究所へと持ち帰ることに成功したのです。
分析の結果、象の足は二酸化ウランが約10%、二酸化ケイ素(コンクリート由来)が約60〜70%、その他ジルコニウムや黒鉛などが複雑に融合した特殊なケイ酸塩ガラスであることが判明しました。現場の過酷な環境と、手段を選ばずデータを手に入れようとした調査員たちの壮絶な執念が垣間見える実話です。