赤ちゃんの強い反り返りは脳性麻痺?写真でわかる違いと初期症状の見極め
乳児期に見られる強い反り返りの背景には、大きく分けて「正常な発達プロセスの反応」と「中枢神経系のアンバランスによる筋緊張亢進」の2つがあります。
多くの赤ちゃんが突っ張る最大の理由は、背筋の発達が腹筋よりも先行することです。生後2〜4か月頃の赤ちゃんは、首を支えようと背中側の伸筋群が活発に働き始めます。腹筋との筋力バランスが整っていないため、感情が高ぶると自然と背筋に力が入り、弓のように反り返ってしまうのです。この生理的な反り返りは、寝返りやお座りができるようになる生後6〜8か月頃には自然と落ち着いていきます。
これに対し、脳性麻痺で見られる突っ張りは、胎生期や出産前後に生じた脳の損傷によって、筋肉へ指令を出す神経回路が過剰に興奮する「筋緊張亢進(きんきんちょうこうしん)」が引き起こしています。特に全体の約7〜8割を占める「痙直型脳性麻痺」では、筋肉を緩める抑制機能がうまく働かず、自分の意思とは無関係に手足や背中の筋肉がピンと固くなってしまいます。