創味の白だしは売ってない?まずい噂の真相とプロ級希釈レシピ検証の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
創味食品のツートップである「白だし」と「つゆ」、そして競合他社の主力製品はどのような違いを持っているのでしょうか。原材料、塩分相当量、味のプロファイルを客観的に比較・分析しました。
製品名主原料・だしの特徴味の方向性・甘み度推奨される代表料理創味の白だし
(創味食品)本醸造白醤油、鰹節・煮干の一番だし(塩分約15%前後)甘み控えめ。煮干と鰹のキレ、だしの香りが極めて強い割烹仕様だし巻き卵、関西風うどん、吸い物、茶碗蒸し、おでん創味のつゆ
(創味食品)本醸造濃口醤油、鰹節、鯖節、煮干(塩分約16%前後)濃厚なコクと深い甘み。力強い醤油感と重厚な節系の旨味蕎麦つゆ、天つゆ、すき焼き、親子丼、煮魚割烹白だし
(ヤマキ)薄口醤油、鰹一番だしメイン(塩分約10%前後)鰹の香りが穏やかで、ほどよい甘みと塩気のバランス型日常の煮物、浅漬け、炊き込みご飯、野菜炒めプロが使う味 白だし
(ミツカン)白醤油、昆布・鰹節エキス(塩分約10%前後)昆布のまろやかさと甘みが前面に出たマイルドな万能型うどん、鍋スープ、和風パスタ、卵かけご飯
「創味のつゆ」との決定的な違いは、「素材の色をそのまま残せるかどうか」にあります。創味のつゆは濃口醤油を用いているため、だし巻き卵やお吸い物を作ると全体が茶褐色に染まり、関東風の力強い色合いになります。一方の「創味の白だし」は、卵の鮮やかな黄色や、冬瓜や大根の透き通るような白さを損なうことなく、深みのある一番だしの旨味を浸透させることが可能です。
他社製品との最大の違いは「煮干だしの存在感」と「余計な甘みの少なさ」にあります。ヤマキやミツカンの白だしが、昆布や鰹のソフトな旨味と甘味料で丸みを持たせているのに対し、創味は煮干の力強いパンチと鰹節の上品な燻煙香が直球で届きます。これが「料亭の味」と称賛される源泉であり、同時に適当な分量で作った際に失敗しやすい要因でもあります。
吉田 誠
インテリア&ライフスタイルコーディネーター
最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。