十和田湖の魅力を徹底解説!神秘の絶景・遊覧船・名所を完全網羅
十和田湖が放つ独特の気品と迫力は、地球のダイナミズムが生み出した特異な地形に由来しています。十和田湖カルデラの成り立ちを辿ると、およそ20万年前から繰り返された激しい火山活動に行き着きます。約1万5,000年前の巨大噴火によって大規模な陥没カルデラが形成され、さらに平安時代にあたる915年の大噴火(十和田噴火)によって御倉山が形成、現在の複雑な「二重カルデラ」が完成しました。最深部は約327メートルに達し、日本の湖沼の中でも屈指の深さを誇ります。
この険しくも清らかな地は、中世以降、山岳信仰の霊場としても崇められてきました。杉木立が鬱蒼と生い茂る参道の先に佇む十和田神社パワースポットは、修行僧・南祖坊(なんずのぼう)が八頭の大蛇を退治して湖の主となった伝説が息づく聖地です。木造の荘厳な社殿に漂う凛とした空気感は、訪れる者の心を洗うような静けさに満ちています。
一方、休屋の御前ヶ浜に凛と立つブロンズ像「乙女の像の歴史と由来」も、十和田湖の歴史を語る上で欠かせないピースです。彫刻家・高村光太郎の最後の傑作として1953年に完成したこの像は、国立公園指定15周年を記念して建立されました。光太郎の愛妻・智恵子をモデルにしたとされる二人の裸婦が向かい合う姿は、湖の青さと見事に調和し、今なお湖畔の不朽のシンボルとして静かに佇んでいます。