大泉洋が愛す札幌カリー軒!肉汁ハンバーグの秘密と混雑回避法
「カレー屋だと思って暖簾をくぐったら、店内の全員がハンバーグを食べていた」――初めてカリー軒を訪れた旅行者の多くが口を揃えて語るエピソードです。創業当初は本格的なスパイス調合によるカレー専門店としてスタートした同店ですが、店主が洋食の修行経験を活かして裏メニュー的に提供を始めた手ごねハンバーグが、瞬く間に常連客の舌を唸らせました。口コミが口コミを呼び、いつしか店の看板を塗り替えるほどの圧倒的支柱へと昇華した経緯があります。
最大の特徴は、提供されたハンバーグにナイフを触れさせた瞬間の光景にあります。表面は香ばしくカリッと焼き固められているにもかかわらず、刃を入れた途端、まるでダムが決壊したかのように澄んだ肉汁が鉄板の上へと溢れ出します。この現象は脂身を過剰に練り込んだ人工的なものではなく、挽き肉の温度管理と徹底した空気抜き、そして蒸し焼きの絶妙な火加減によって閉じ込められた、肉本来の旨味エキスです。挽き肉は店主の目利きによって部位ごとに厳選され、毎日店舗で丁寧に仕込まれています。
現在用意されているカリー軒のメニューは、王道の「ハンバーグ定食」をはじめ、創業の味を同時に堪能できる「ハンバーグカレー」、そして常連の注文率が極めて高い「イタリアンハンバーグ(スパゲティ添え)」など多岐にわたります。どの皿にも共通しているのは、注文が入ってから一つひとつ成形し、じっくり時間をかけて焼き上げる職人気質のこだわりです。ファストフード的な効率化とは対極にあるこの誠実な調理工程こそが、半世紀にわたり客を魅了し続ける核心といえます。