大蔵第二運動場ゴルフ練習場はなぜ閉鎖?跡地の現在と再開の真相

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多くの旧来ユーザーが最も気に病んでいるのが、「今後、何らかの形でゴルフ練習場が再整備される可能性はあるのか」という点です。特に併設されていた大蔵第二運動場ショートコースは、起伏に富んだアプローチやバンカー練習が手軽にできる都内屈指の貴重な環境だったため、復活を望む声は根強く存在します。

結論から述べると、大蔵第二運動場ゴルフ練習場再開の可能性は完全にゼロです。世田谷区が策定した「世田谷区立大蔵第二運動場利活用基本計画」において、敷地はすでに公園緑地および総合スポーツゾーンとして都市計画決定されており、ゴルフ関連施設の再建計画は一切盛り込まれていません。

行政計画上、ゴルフ練習場が復活しない決定的な理由は主に2点あります。

1点目は土地利用の公平性と公共性です。ゴルフ練習場は高い防球ネットや鉄骨支柱、専用の打席棟が必要となり、敷地が完全に閉鎖空間化します。区民全体の税金によって維持管理される区立施設において、ゴルフをする層だけに広大な敷地を専有させる運用は、現代の都市公園行政の方針(誰もが日常的に立ち入れる開かれた空間づくり)と根本的に相反するためです。

2点目は景観保全と維持管理コストです。砧公園や仙川に隣接する大蔵の緑豊かな景観を損ねていた巨大な防球ネットを撤去したことで、周辺の空と緑の一体感が劇的に向上しました。将来的な維持コストと自然景観の調和を考慮した結果、区としては多目的広場や一般スポーツゾーンとしての整備を不可逆的な決定として進めています。

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