ダイソーのガラス絵の具は本当に廃盤?売ってない噂の真相と売り場を徹底調査
手軽に楽しめるガラス絵の具ですが、制作現場では「丸一日経っても乾かない」「剥がそうとしたら途中で千切れた」という失敗談が後を絶ちません。こうしたトラブルには明確な物理的理由があります。
まず、絵の具の標準的な乾燥時間は約8時間〜12時間です。しかし、塗った膜の厚みが2mmを超えると乾燥時間は一気に24時間以上へと跳ね上がります。ガラス絵の具は水分が蒸発することで透明化し樹脂化するエマルジョン系塗料であるため、中心部まで空気中の湿度が抜けきるまで想像以上の時間を要します。
「早く乾かしたいから」とドライヤーの温風を当てるのは厳禁です。表面だけが急速に硬化して皮膜を作り、内部の水分が閉じ込められて「いつまでもブヨブヨした状態(生焼け)」に陥るだけでなく、熱によってクリアファイルが歪み、作品全体が波打つ原因となります。乾燥を早めたい場合は、直接風を当てずに部屋の換気扇を回すか、エアコンの除湿運転で室内の湿度を下げるのが最も有効な対処法です。
また、台紙から綺麗に剥がすための裏技として、剥がす直前に作品ごとクリアファイルを冷蔵庫に10分ほど入れる方法があります。冷やすことでアクリル樹脂の粘着度が一時的に低下し、コシが出るため、端から指の腹でめくるだけで破れずにスルリと剥がすことが可能になります。
万が一、近隣の店舗でガラス絵の具が手に入らない場合の代用品としては、ヤマト株式会社が販売している定番品「グラスデコ」が最も品質の近い選択肢です。また、どうしても手元にある材料で今すぐ代用したい場合は、「木工用ボンドに水性ペン・アクリル絵の具のインクを微量混ぜる」ことで、乾くと半透明になる簡易ステンドグラス塗料を自作できます。