地球と月の距離38万Kmの衝撃!新幹線で何年かかるか徹底解説

地球と月の距離38万Kmの衝撃!新幹線で何年かかるか徹底解説の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

「月は毎年少しずつ地球から離れている」という言説はネット上の都市伝説ではなく、厳格な観測データに裏打ちされた物理的事実です。この数値をミリ単位で証明したのが、1969年のアポロ計画で月面に設置されたレーザー反射板(コーナ・キューブ反射器)を用いたレーザー測距実験(LLR)です。

地上から強力なレーザー光を月面の反射板に向けて発射し、往復にかかる時間を計測することで、地球と月の距離はミリメートル精度の誤差で割り出されます。その半世紀以上にわたる観測の蓄積により、月は年間約3.8センチメートルの速度で地球から遠ざかっていることが確定しました。

なぜ月は遠ざかるのでしょうか。その根本原因は地球の「潮汐摩擦(ちょうせきまさつ)」にあります。

  1. 月の引力によって地球の海水が引っ張られ、満ち潮の「海水面の膨らみ」が形成される。
  2. 地球の自転速度(約24時間で1周)は月の公転速度(約27.3日で1周)よりはるかに速いため、海水の膨らみは月の直下よりも少し先行する位置へ引きずられる。
  3. この先行した海水の質量が、前方に引っ張る重力(トルク)として月に余分な運動エネルギーを与える。
  4. エネルギーを得た月は軌道半径を外側へと拡大させ、結果として地球から遠ざかる。
  5. 同時に、海水と海底の摩擦によってエネルギーを奪われた地球は、自転速度が10万年あたり約1.7秒ずつ遅くなっている。

約45億年前の月が誕生した直後は、地球と月の距離はわずか2万〜3万km程度しかなく、地球の1日はわずか5〜6時間だったと推計されています。月は数十億年という悠久の歳月をかけて、ゆっくりと現在の位置まで旅を続けてきたのです。

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