ティーバッグが劇変!美味しい紅茶の淹れ方とプロが教える3つの黄金ルール
オフィスや慌ただしい朝に活躍するティーバッグだが、「淹れ方が雑になりやすく、ポテンシャルを殺してしまっている人が最も多い抽出形式」でもある。紅茶のティーバッグの美味しい淹れ方には、明確な4つの鉄則が存在する。
第1の鉄則は、「マグカップを必ず予熱する」ことだ。カップに一度熱湯を注ぎ、温まったら捨てる。このひと手間だけで抽出中の急激な温度低下を防ぐことができる。
第2の鉄則は、「お湯を先に注ぎ、後からティーバッグを静かに入れる」こと。乾いたティーバッグに上から勢いよく熱湯を浴びせると、紙の繊維に空気が閉じ込められてバッグが浮き上がり、抽出ムラが生じる。静かに滑り込ませるのがプロの流儀だ。
第3の鉄則は、「ソーサーやラップでフタをして蒸らす」こと。フタをせずに放置すると、熱と香気成分が空気中に逃げてしまう。フタをして1分30秒〜2分間しっかりと密閉蒸らしを行うことで、カップ内部に蒸気が充満し、茶葉本来の豊かなアロマが液中に凝縮される。
第4の鉄則は、「引き上げ時に絶対に絞らない」ことである。早く濃くしようとスプーンの背でバッグを押し潰したり、糸を強く引っ張って絞ったりすると、茶葉の破断面からえぐみや雑味、過剰な渋み成分が一気に流出し、液体が濁る原因となる。引き上げ時は、軽く2〜3回ゆらす程度にとどめ、静かに引き上げるのが鉄則だ。
そして最後に行き着くのが、ゴールデンドロップの抽出方法である。ポットやティーバッグから最後に落ちる数滴(ベストドロップとも呼ばれる)には、最も濃厚な旨味と香りのエキスが凝縮されている。最後の一滴まで注ぎ切ることで、紅茶全体の味わいが引き締まり、奥行きのあるフィニッシュが完成する。