ドレミは何語?イタリア発祥の歴史と各国の音名表記を徹底解説
私たちが日常的に使う「ドレミファソラシド」は、言語区分としてはイタリア語です。フランス語やスペイン語でもほぼ同様の呼び方が使われますが、音楽用語の国際的な発祥地としての歴史的背景から、イタリア語由来の音名・階名として世界中に広まりました。
この仕組みを11世紀初頭に生み出したのが、イタリアのトスカーナ地方にあるアレッツォで活動していたカトリック教会の修道士、グィード・ダレッツォ(Guido d'Arezzo, 991年頃〜1050年頃)です。当時、聖歌隊の教育係を務めていた彼は、膨大な数のグレゴリオ聖歌を口伝えで記憶させる過酷な指導環境に頭を悩ませていました。
そこで彼は、音の高さを視覚的に捉えるための「4本線の楽譜(現在の五線譜の原型)」を開発すると同時に、初心者でも正しい音程で歌えるよう、特定の音の並びに名前をつけて歌わせる画期的な指導法(ソルミゼーション)を提唱しました。これがまさに、現代まで続くドレミの始まりです。