ドレミは何語なのか?発祥の歴史と世界各国の音名比較から迫る真相

ドレミは何語なのか?発祥の歴史と世界各国の音名比較から迫る真相に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

日本の音楽学習環境には、特有の構造的問題が存在します。SNSや大手知恵袋などのQ&Aコミュニティを分析すると、「ギターのコードを覚えようとしたらCがドと言われて混乱した」「吹奏楽部に入ったら先輩から『B-dur(ベー・ドゥーア)』と言われ全く意味が分からなかった」という悩みが毎年春に大量投稿されています。

文部科学省の学習指導要領を遡ると、この混乱の原因は明治時代にあります。明治政府が西欧列強に追いつくべく近代教育制度を整備した際、東京音楽学校(現・東京藝術大学)の初代幹事を務めた伊沢修二らが、アメリカから音楽教育を導入しました。その際、歌唱のしやすさを重視してフランスやイタリアで盛んだった「ドレミ唱法」を初等教育の現場に定着させたのです。一方、管弦楽やクラシック理論の指導にはドイツ人教官を招へいしたため、器楽の世界にはドイツ語(ツェー・デー・エー)が浸透しました。

さらに現代のポピュラー音楽は米国のコード理論(C-D-E)で動いているため、日本の学習者は1つの音に対して「ド」「C」「ツェー」「ハ」という4重の名称を使い分けなければならないという特異な環境に置かれています。この複線構造の理解不足こそが、「ドレミは何語なのか?」という疑問を生み出し続ける根本要因です。

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