女の子のお尻が赤い・かゆい原因と正しいケア法|小児科医が教える完全対策の最新情報をお届けします。専門的な知識が詰まっています。
ひとくちにお尻の赤みや痛みと言っても、その病態によって必要な処置は大きく異なります。以下の比較表を参考に、子どもの肌の状態を注意深く観察してください。
疾患・トラブル名主な特徴と見られる症状一般的な原因・機序適切な対応と治療方針おむつ皮膚炎
(普通のおむつかぶれ)おむつが接触する凸部分(お尻の丸い部分や太もも)が赤くなる。しわの奥は赤い部分が少ない。尿中のアンモニアや便の酵素、おむつの擦れによる物理的・化学的刺激。ぬるま湯洗浄+白色ワセリンでの保護。炎症が強い場合は小児科で非ステロイド/弱ステロイド処方。乳児カンジダ症
(真菌感染症)皮膚の「しわの奥」まで真っ赤になり、周囲に小さな赤いポツポツ(衛星病変)や皮むけが見られる。皮膚の常在菌であるカンジダ菌(真菌)がおむつ内の蒸れと湿気で異常増殖。ステロイド厳禁。皮膚科・小児科での顕微鏡検査後、抗真菌薬の塗り薬を使用する。肛門周囲皮膚炎
(細菌性皮膚炎)肛門の周囲がドーナツ状に鮮明な赤紫色になり、排便時やお尻拭き時に激しく泣いて痛がる。A群β溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌感染。微小な傷口から侵入。抗菌薬軟膏の塗布、または抗生物質の内服が必要。速やかに医療機関を受診する。小児外陰腟炎
(デリケートゾーン炎症)大陰唇や膣口周辺が赤く腫れ、下着におりもの(黄色〜茶色)が付着する。排尿時に痛みを訴える。便の逆拭きによる大腸菌侵入、手についた雑菌、石鹸の泡残しや過度な擦り洗い。シャワーによる低刺激洗浄と清潔維持。培養検査の上、必要に応じて適切な外用薬・内服薬を使用。
渡辺 美咲
ガジェット&アプライアンスライター
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