司馬光『資治通鑑』の真実!王安石との対立と史記との違いを徹底解剖
『資治通鑑』がカバーする時代は、紀元前403年(周の威烈王23年)の韓・魏・趙の自立から、西暦959年(後周の顕徳6年)の宋建国前夜までの1362年間です。
物語の幕開けを春秋時代ではなく「三家分晋(周王が臣下を諸侯と認めた事件)」に設定した点に、司馬光の鋭い政治感覚が光ります。身分秩序や礼節が崩壊した瞬間を乱世の始まりと位置づけ、以下の激動期を克明に記録しました。
・戦国・秦・漢の覇権争い:始皇帝の台頭から劉邦と項羽の激突、漢帝国の確立
・三国志から南北朝の混乱:魏・蜀・呉の興亡と群雄割拠の凄絶なサバイバル
・隋・唐の栄華と破滅:唐の太宗による「貞観の治」と玄宗皇帝の蹉跌、安史の乱
・五代十国の混迷:武人が割拠し秩序が完全に崩壊した暗黒時代
全294巻、300万字を超える圧倒的スケールでありながら、政治の意思決定プロセスや軍事作戦の勝敗要因が明確に描かれています。