エリザベス女王の生涯と真相|70年在位の功績と愛された理由
エリザベス女王の生涯において、王室存続の最大の危機とされたのが1997年のダイアナ元妃のパリでの事故死でした。当時、スコットランドのバルモラル城にとどまり、哀悼の意を示す公の声明をすぐに出さなかった女王に対し、英メディアと大衆は「冷酷な王室」として猛烈な批判を浴びせました。
しかし、後に当時の侍従や関係者が明かした手記や証言によると、真相は全く異なるものでした。女王がロンドンへ直ちに戻らなかった真の理由は、母を突如失った幼いウィリアム王子とヘンリー王子をマスコミの狂騒から守るためでした。「君主」としての公的責任よりも、一時的に「祖母」として傷ついた孫たちを守る盾となることを選んだのです。世論の過熱を察知した女王は速やかにロンドンへ戻り、自らバッキンガム宮殿前で献花に頭を下げ、テレビ生放送で「一人の祖母として」真摯に語りかけることで国民の怒りを鎮静化させました。
また、2022年9月8日にバルモラル城で息を引き取った女王の死因の真相について、スコットランド国立公文書館が公開した公式死亡診断書には「老衰(Old Age)」と明記されています。一部で骨髄腫などの闘病説が報じられたものの、公務に最期まで立ち続けた事実が示す通り、自然な生命の燃焼としての旅立ちでした。
気になるエリザベス女王の個人資産についても多くの関心が寄せられています。王室全体の保有資産(クラウン・エステートなど)は数十兆円規模に達しますが、これらは国家に帰属する公的財産です。女王個人の私有資産(バルモラル城、サンドリンガム・ハウス、競走馬、プライベートな美術品コレクションなど)は推定でおよそ5億ドル(約750億円)規模とされており、その大半は非課税特権を伴う取り決めに従い、新国王であるチャールズ3世へ直接継承されました。