ファンデのオークルとベージュの違いは?失敗しない肌色診断と選び方
ファンデーションにおけるオークルとベージュの違いは、配合されている「赤み(ピンク)」と「黄み(イエロー)」の比率にあります。コスメ開発の現場データによると、日本人の肌色は黄色人種特有のメラニン色素と毛細血管のヘモグロビン色素が混ざり合って形成されており、メーカー各社はこの比率を基準にシェードを展開しています。
まず「オークル」は、黄みと赤みをほぼ均等、あるいはやや赤みを含ませたニュートラルな設計です。資生堂やカネボウをはじめとする国内主要メーカーでは、最も一般的な日本人の肌色に合わせて調色された標準色オークルがカラーチャートの中央(基準値)に配置されています。肌全体の血色感を維持しつつ、自然なツヤと立体感を演出する汎用性の高さが強みです。
対して「ベージュ」は、赤みを極力抑え、明確に黄みのトーンを強めた設計がなされています。色彩学的にはイエローベースの波長を強く反射するため、頬の赤ら顔やニキビ跡、小鼻周りの毛細血管拡張による赤みを補色効果で打ち消す赤みカバー力に極めて優れています。赤みを隠そうとして厚塗りになるのを防ぎ、均一でクリアな陶器肌へと補正する役割を持ちます。