蜂の天敵を徹底解剖!スズメバチをも圧倒する最強生物と撃退予防術
自然界の食物連鎖において、猛毒を持つスズメバチといえども絶対的な無敵ではありません。むしろ高タンパクな幼虫やサナギが詰まった蜂の巣は、特定の捕食者にとって極めて魅力的な栄養源です。
鳥類界において最強のスズメバチハンターとして知られるのが、タカ科の渡り鳥ハチクマです。ハチクマは初夏から秋にかけて日本へ飛来し、オオスズメバチやキイロスズメバチの巣を主食として狙います。頭部から脚部にかけて鱗状の硬い羽毛が隙間なく生え揃っており、スズメバチの毒針が皮膚まで届きません。強靭な鉤爪で地中や樹上の巣を掘り起こし、防衛のために群がる成虫を意に介さず、巣盤ごと幼虫を捕食します。
哺乳類ではツキノワグマやヒグマが強力な天敵です。分厚い毛皮と皮下脂肪により蜂の針を無力化し、圧倒的な膂力で地中のクロスズメバチの巣などを掘り出して蜜や幼虫を貪り食います。ハチミツだけでなく蜂の子そのものを好む習性があり、養蜂場が熊被害に遭う主因ともなっています。