【閲覧注意】ソドムの市ネタバレ解説!なぜ上映禁止に?狂気のラストと真相
映画で描かれる出来事そのものはフィクションですが、背景となったサロ共和国のファシスト幹部による少年少女の拉致や私刑、拷問は、当時のイタリアで実際に横行していた暗黒の歴史に基づいています。
さらに本作を取り巻く不気味な伝説を決定づけたのが、パゾリーニ監督の謎に満ちた死です。映画の編集作業が完了した直後の1975年11月2日、ローマ近郊のオスティア海岸で、監督は頭部を激しく殴打され、自らの愛車で轢殺された無残な遺体となって発見されました。
当時17歳の男娼が逮捕され単独犯として処理されたものの、遺体の損傷の激しさや現場の状況から、ファシスト勢力やマフィアによる政治的暗殺説が根強く囁かれています。映画のネガフィルムが盗難に遭い、それを取り戻す取引の場で襲撃されたという証言もあり、まさに自らの命と引き換えにこの世に解き放たれた遺作となりました。