国宝『雪松図屏風』の作者は誰?円山応挙が仕掛けた超絶技巧の真実
Q1:『雪松図屏風』の作者である円山応挙はどのような人物ですか?
A1:江戸時代中期に活躍した京都の絵師で、徹底した自然観察に基づく「写生画」を確立した巨匠です。農家の出身から身を起こし、眼鏡絵の制作で学んだ西洋の透視遠近法と伝統絵画を融合させ、日本絵画史に一大革命をもたらしました。
Q2:『雪松図屏風』はどこで見ることができますか?
A2:東京都中央区日本橋にある三井記念美術館に所蔵されています。国宝のため常設展示はされていませんが、毎年冬の新春名宝展などで定期的に特別公開されています。
Q3:なぜ雪の部分を絵の具で塗らなかったのですか?
A3:和紙自体の地色をそのまま活かす「塗り残し技法」を使うことで、胡粉(白絵の具)の厚塗りでは表現できない、新雪の柔らかさや空気感、光の乱反射を極限までリアルに表現するためです。