ガスバーナーの付け方解説!Cb缶とOd缶の事故を防ぐ安全着火術
ガスバーナー事故の多くは、火を点ける前——ガスカートリッジを器具に装着する段階で発生している。市販されているガス缶には、主に家庭用のカセットコンロでおなじみの「CB缶(カセットガスボンベ)」と、丸みを帯びた形状のアウトドア専用「OD缶(アウトドア缶)」の2種類が存在する。両者は構造も接続方式も根本から異なるため、取り扱いの注意点も一線を画す。
手軽で安価なCB缶は、岩谷産業などの大手メーカーが規格化を進めたことで広く普及した。ノズル部分にある切り欠き(フランジの凹み)を器具側の凸部に合わせ、押し込んで軽く回すロック式が主流だ。一方、寒冷地や高所でも安定した火力を発揮するOD缶は、新富士バーナー(SOTOブランド)をはじめとする本格ギアで採用されており、ネジ込み式のバルブ構造を持つ。登山やソロキャンプの定番であるシングルバーナーでは、このOD缶の直結タイプが絶大な信頼を集めている。どちらの缶を使うにしても、接続部のOリング(ゴムパッキン)が劣化していないか、異物が挟まっていないかを直前に目視確認する習慣が不可欠だ。