個人でソフビを作る完全ガイド!原型から金型費用・塗装まで徹底解明
個人がソフビ製作を始める際、最初の分岐点となるのがソフビ原型作り方の選択です。現在のアートトイシーンでは「アナログ粘土造形」と「デジタル(3Dモデリング+光造形3Dプリンター)」の双方が主流となっています。
アナログ造形ではスカルピー(オーブン陶土)やNSP(ノンサルファープラスタシン)、ワックスなどが使用されます。指先の微妙なニュアンスや有機的な歪みをダイレクトに反映できるため、レトロテイストや怪獣ソフビの分野で根強い支持を集めています。ただし、左右対称の調整やカンチャク部分の真円出しには高度な手作業技術が求められます。
一方、近年劇的に普及しているのが3Dプリンターソフビ原型です。ZBrushやBlenderなどのソフトウェアで3Dデータを作成し、高精度の光造形3Dプリンターで出力します。デジタル造形の最大のメリットは、正確な寸法設計と左右反転のスムーズさです。
ただし、どちらの手法を選択しても避けて通れないのがワックス原型カンチャク設計です。成型時の熱収縮や金型製作工程(シリコン反転→ワックス置換→電鋳メッキ)によって、完成品は原型より約3〜5%収縮します。この収縮を見越してジョイント部の寸法を設計しないと、パーツ同士が緩すぎたり、逆に嵌まらなかったりする致命的なミスにつながります。