公安と警察の違いとは?刑事との対立や逮捕権の有無・裏の顔に迫る
Q1:一般市民が街頭デモに参加したりSNSで政治的発言をすると、公安にマークされますか?
A1:単に平和的なデモに参加したり、個人のSNSで政治的な意見を投稿した程度で監視対象になることはまずありません。公安が追跡するのは、暴力的手段による国家転覆を掲げる極左・極右過激派の構成員、テロ組織の賛同者、外国の情報機関と接触を持つ危険人物などに限定されます。限られた人的リソースを一般市民の思想信条監視に浪費する余裕はありません。
Q2:ドラマのように、公安警察は法律を無視した違法な盗聴や家宅侵入を行っているのですか?
A2:組織的な違法捜査は否定されています。日本には犯罪捜査のための通信傍受法が存在しますが、適用対象は組織犯罪や薬物・銃器などに厳格に限定されており、公安であっても裁判所の令状なしに通信傍受や家宅捜索を行えば違法行為として処罰の対象になります。ただし、対象者が捨てたゴミを回収して分析する「ゴミ鑑識」や、公道からの徹底的な追尾・撮影といった、法に抵触しないギリギリの秘匿活動は日常的に行われています。
Q3:公安警察官であることを家族や友人に隠さなければならないのですか?
A3:「警察官であること」自体は公表できますが、「公安部門に所属していること」は友人や知人には伏せるのが鉄則です。多くの捜査員は「本部勤務」や「事務職」などと曖昧に伝えています。配偶者には打ち明けるケースもありますが、具体的な担当事件、標的、協力者の素性については、家族であっても死ぬまで秘密を守り通す厳格な守秘義務が課されています。