古城の国のアリス閉店理由と跡地の現在|池袋名店の軌跡と系列店2026
ファンが気になるのは、魔法が解けた後の「あの空間」の行方です。池袋駅東口・西武南口から徒歩数分に位置する鈴和ビル地下1階の跡地を追跡しました。
閉館後、内装の多くは撤去され、設備の一部を引き継ぐ形で大衆系個室居酒屋などの飲食テナントへと移り変わりました。かつて巨大なシャンデリアが輝き、赤の女王の晩餐会が開かれていた階段下の空間は、現在では一般的な飲食ビルの様相を呈しています。当時の幻想的なレンガ造りや城門を思わせるエントランスの装飾は姿を消し、看板も現代的なネオンやメニュー看板へと刷新されました。
周辺の南池袋エリア自体も、ここ数年で大きく様変わりしています。南池袋公園の芝生エリアを中心とした開放的なカフェカルチャーが定着する一方、アニメイト池袋本店のグランドオープンなどを契機に、東池袋を中心とする「オタクカルチャー・推し活の街」としての求心力が再加速しました。かつて古城の国のアリスが担っていた「非日常に浸るサードプレイス」の役割は、現在ではエリア一帯に点在するコラボカフェやアフタヌーンティー専門店へと形を変えて分散・継承されています。