観測可能な宇宙の外側に何がある?930億光年を超えた先の衝撃の真実

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私たちが望遠鏡で観測できる「最も遠い限界」には、具体的に何が見えているのでしょうか。その答えは、星や銀河ではなく、全天から均一に降り注ぐ宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と呼ばれる微弱な電波シグナルです。

ビッグバンから約38万年後、超高温のプラズマ状態だった宇宙が約3,000ケルビンまで冷却されたことで、電子と原子核が結合しました。この瞬間、それまで電子に衝突して直進できなかった光が空間を自由に飛び交うようになり、これが「宇宙の晴れ上がり」と呼ばれます。

私たちが観測可能な宇宙の最外縁を見つめるとき、目にしているのはこの「38万歳の生まれたての宇宙」が放った光の残光です。約138億年間の空間膨張によって光の波長が1,100倍近くまで引き伸ばされ、電波(マイクロ波)として観測されます。この晴れ上がり以前の宇宙は不透明なプラズマの霧に覆われていたため、電磁波を用いた観測ではこれ以上過去や遠方を原理的に見通すことができません。

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