果糖とブドウ糖の違いとは?太る理由や液糖の危険性の真相を暴く
果糖の危険性がクローズアップされるにつれ、「果糖=悪」「フルーツを食べると太る・糖尿病になる」といった極端な誤解が拡散されるケースが増加しています。しかし、「加工精製された果糖液糖」と「天然の生の果物」を同一視するのは完全な誤謬です。
生の果物には果糖だけでなく、豊富な不溶性・水溶性食物繊維、カリウム、ビタミンC、各種抗酸化ポリフェノールが強固な細胞壁の中にパッケージされています。この食物繊維のマトリックス構造により、果物に含まれる果糖は小腸でゆっくりと時間をかけて吸収されます。また、果物全体の質量に対する糖分濃度は一般に10%程度であり、500mlのペットボトル飲料に溶け込んだ大量の遊離糖とは生体へのインパクトが根本から異なります。
大規模な疫学調査においても、適量(1日握り拳1個分程度)の生のフルーツ摂取は、2型糖尿病や心血管疾患の発症リスクをむしろ低下させることが一貫して示されています。注意すべきはあくまで「果汁100%ジュース(搾りかすとして食物繊維が除かれた液体)」や「ドライフルーツの過剰摂取」であり、生の果物そのものを恐れる必要はありません。