ハドソン買収の真相と消滅の全貌|なぜ名門はコナミに呑まれたか

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そもそも、日本屈指の優良ゲームソフト会社だったハドソンがなぜ深刻な資金難に陥ったのか。その発端は、1997年11月17日に発生した都市銀行・北海道拓殖銀行(拓銀)の経営破綻にあります。

札幌発祥のベンチャー企業であったハドソンにとって、拓銀は創業期から事業を支え続けてくれたメインバンクでした。破綻当時、ハドソンは拓銀に約数十億円規模の定期預金や当座資産を預け入れており、その大半がペイオフ凍結や資産保全の手続きにより即座に引き出せない状態に陥りました。さらに、不動産担保融資や運転資金のパイプが突如として断ち切られたことで、同社のキャッシュフローは一瞬にして致命的な打撃を受けました。

加えて、同社がNECと共同開発した家庭用ゲーム機「PCエンジン」にまつわる開発経緯と巨額の先行投資も、長期的な足かせとなっていました。

1987年に登場したPCエンジンは、世界初のCD-ROMシステム(CD-ROM²)を実用化するなど技術的先進性で市場を席巻しました。しかし、ハードウェア開発に伴う巨額の研究開発費やカスタムチップ(C62システム)の製造負担は、ソフトハウスであったハドソンの財務に重くのしかかりました。1990年代中盤以降、ソニーのPlayStationやセガサターンの台頭による次世代機戦争でPC-FXが惨敗すると、巨額のハード投資は回収不能となり、拓銀破綻と重なって経営危機を決定づけたのです。

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