大人の溶連菌はなぜきつい?知恵袋の悲鳴と熱が下がらない真相
大人の溶連菌感染を軽視してはならない最大の理由は、感染後に訪れる合併症と重症化リスクにあります。
代表的な合併症が、感染から2〜3週間後に発症する「溶連菌感染後急性糸球体腎炎」や「リウマチ熱」です。喉の症状が完全に治った後に、「尿が茶褐色(コーラ色)になる」「まぶたや足がひどく浮腫む」「血圧が急上昇する」といった症状が現れます。これらは免疫複合体が腎臓の糸球体に沈着することで起こる疾患で、予防のためには初期の抗生剤の飲みきりが不可欠です。
また、近年メディアで「人食いバクテリア」として報じられる劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)との違いについても正しい理解が必要です。通常の溶連菌感染症が主に咽頭粘膜で増殖するのに対し、劇症型は傷口などから菌が筋肉や血流深部に侵入し、急激なショック状態や組織壊死(壊死性筋膜炎)を引き起こす致死率の高い病態です。
「手足の急激な腫れと激痛」「意識が朦朧とする」「紫色の皮下出血斑」などの重症化サインが現れた場合は、一刻を争う救急要請が必要です。