咳がひどくて寝れない夜の緊急対処法|横になると悪化する原因と受診目安
真夜中に咳が止まらなくなったとき、薬が手元になくても自力で症状を和らげる緊急対処法があります。
最も手軽で即効性が高いのが、「枕の高さと上半身の角度の調整」です。枕を高くするだけでなく、背中の下にクッションや畳んだ毛布を差し込み、上半身全体を30度から45度ほど起こした体勢を作ります。これにより後鼻漏の喉への垂れ込みを防ぎ、気道への圧迫を緩和して呼吸を大幅に楽にすることができます。
喉の粘膜を速やかに保護するためには、「スプーン1杯のはちみつ」をゆっくり舐める方法が極めて効果的です。多くの臨床研究でも、はちみつに含まれる高い保湿性と抗炎症成分が、市販の咳止めシロップと同等以上の鎮咳効果を発揮することが実証されています。そのまま舐めるか、ぬるま湯に溶かしてゆっくり喉を潤すように飲みましょう(※ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児には絶対に与えないでください)。
あわせて、白湯やカモミールティーなどの温かい飲み物を少量ずつ飲むことで、気道の乾燥を防ぎ、絡んだ痰を薄めて排出しやすくします。カフェインを多く含む熱いコーヒーや刺激の強い緑茶は喉を刺激して逆効果になるため避けるのが賢明です。
さらに即効性を狙うなら、咳を鎮める代表的なツボを押すのも有効です。左右の鎖骨の真ん中にあるくぼみ「天突(てんとつ)」を指の腹で下方向へ優しく押し込んだり、肘の内側の曲がり目にある「尺沢(しゃくたく)」を痛気持ちいい強さで数秒間刺激すると、呼吸がスムーズに整いやすくなります。