ハライチM-1挑戦の真相|なぜノリボケを捨て敗者復活に散ったのか

ハライチM-1挑戦の真相|なぜノリボケを捨て敗者復活に散ったのかを徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

なぜハライチは優勝を逃し続けたのか。そしてなぜ、最後の瞬間にあのネタを選んだのか。表面的な勝敗の裏に隠されたハライチM-1優勝できない理由と、語り継がれるハライチM-1漫才の真相には、明確な3つの要因が存在します。

第1の要因は、「テレビタレントとしての圧倒的成功と競技漫才の乖離」です。当時すでに澤部はテレビで見ない日がないほどの超売れっ子MCであり、岩井も作家・コメンテーターとして確固たる地位を築いていました。年間数百ステージに立ち、4分間のタイムマネジメントを1秒単位で削り込んでくる「賞レース専業の若手」に対し、ハライチは劇場の熱気から遠ざからざるを得ないスケジュールを抱えていました。

第2の要因は、「競技基準に対するアジャストの拒絶」です。近年のM-1審査では、ボケの手数の多さ、伏線回収の美しさ、テンポの速さといった論理的な完成度が重視される傾向にあります。しかし、ハライチが2021年に見せたネタは、ボケの数を増やすどころか、一つの話題に延々と固執して時間を浪費するという、近代M-1の採点トレンドに真っ向から反旗を翻す構成でした。

第3の要因、それこそが彼らが下した決断の真相です。岩井は後のインタビューや手記で、「昔の自分たちのコピーをやって審査員に媚びるくらいなら、今の自分たちが一番面白いと思う生き様を見せて散りたかった」という趣旨の思いを明かしています。安全策をとって「綺麗なノリボケ」を再演すれば、ある程度の高得点は望めたはずでした。しかし、二人が選んだのは、15年間のキャリアの果てに行き着いた「現在のハライチの剥き出しの関係性」をそのままぶつけることだったのです。

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