アンパンマン関西放送時間と関東の格差|2023年の真相と配信事情

アンパンマン関西放送時間と関東の格差|2023年の真相と配信事情にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

日本テレビ系列において、アンパンマンの放送時間が大きく変動した契機は2016年春の番組大改編でした。それまで長年親しまれてきた「金曜夕方16時20分枠」から「金曜午前10時55分枠」への移動は、当時のメディア界で大きな波紋を呼びました。このアンパンマン放送時間変更の理由について、制作サイドや局側は「未就学児が自宅で親とテレビを視聴しやすい時間帯へのシフト」と説明しましたが、実際には夕方の報道情報枠の拡大(『news every.』の枠拡大競争)という局全体の収益構造改革が主目的でした。

この大改編が、地方局、とりわけ読売テレビに強烈な歪みをもたらしました。金曜午前の時間帯は、主婦層やシニア層をターゲットとした高単価のローカル広告や通販番組がひしめくドル箱スロットです。読売テレビは自社制作の生情報や関西独自のマーケティング戦略を重視するため、日本テレビからのネット受けをそのまま吞み込むことに難色を示し、結果として関東と関西の放送枠違いや、ローカルでの変則編成が生じる温床となったのです。

さらに、関西特有のプロ野球中継事情(阪神タイガースのデイゲームや優勝特番)、あるいは春・夏の高校野球シーズンや年末年始のアンパンマン特別番組放送予定に伴うスライド編成が重なることで、関西エリアの読売テレビ番組表は関東に比べて極めて予測がつきにくいタイムテーブルとなりました。これが視聴者に「いつの間にか放送が終わっていた」「別の曜日・時間に移ったのではないか」という強い不信感を抱かせた深層心理的な背景です。

関連記事