あげまき」の漢字はなぜ2つ?「揚巻」と「総角」の意外な由来を徹底解説

あげまき」の漢字はなぜ2つ?「揚巻」と「総角」の意外な由来を徹底解説の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

日本の伝統芸能界において「揚巻」といえば、江戸歌舞伎の最高峰演目『助六由縁江戸桜』に登場するヒロイン・三浦屋の揚巻を外すことはできない。大物客である意休の力や財力に屈せず、主人公・助六への一途な愛と意気地を貫く彼女の姿は、江戸の粋(いき)を極めた理想の女性像として描かれている。

演劇の興行を支える松竹株式会社の歴史的なアーカイブや舞台記録を見ても、揚巻役は代々のトップ女形が心血を注いできた重厚な役柄だ。豪華絢爛な衣装の重さに耐えながら、威風堂々とした張りのある台詞を張る姿は、観客の心を今も捉えて離さない。一説には、助六の好物である「揚げ」と「寿司巻」を合わせた洒落から命名されたとも言われており、言葉遊びを好む江戸っ子の洒脱な精神が宿っている。

関連記事