紅茶ティーバッグは何グラム?味が激変する黄金比とお湯の適正量
ネット上の掲示板やSNSで頻繁に交わされるのが、「ティーバッグ1袋で何杯分飲めるのか?」「2杯目も同じように美味しく淹れられる裏ワザはあるか?」という議論です。節約志向から2杯目を試みる人は後を絶ちませんが、味覚センサーや成分分析の観点から言えば、「ティーバッグの2杯目は完全な出がらしであり、飲料としての価値は著しく落ちる」というのが揺るがぬ結論です。
前述の通り、ティーバッグの茶葉は急速抽出を目的に極限まで細かく粉砕されています。1回目の適正抽出(熱湯150ml・1分半)の段階で、茶葉に含まれる良質な香気成分の約90%、旨味をもたらすテアニンの大半がすでに溶出しています。そのため、同じバッグにもう一度お湯を注いでも、抽出されるのはわずかに残った色素と、遅れて抽出される水溶性の低い渋み・エグみ成分、そして過剰なカフェインだけです。
現場の実態調査でも、「2杯目は薄いのにやたら苦い」「胃がもたれる」といった声が圧倒的多数を占めます。もし1袋で複数杯分を取りたいのであれば、2杯目を抽出するのではなく、「最初から300mlのお湯を注げるポットを用意し、2袋のティーバッグを使ってまとめて淹れ、2杯に注ぎ分ける」のが唯一の正解です。