米10年債利回りが急変動-為替・株価への衝撃と2026年最新見通しを徹底解説
ネット上の投資情報において頻繁に見受けられる致命的な誤解が、「債券の利回り上昇=投資家の利益増」という短絡的な認識です。既発債をすでに保有している場合、利回り上昇は保有債券の市場価格下落(含み損の拡大)を意味します。
さらに見落とされがちなのが、為替ヘッジコストの影響です。機関投資家が為替リスクを排除して米国債に投資しようとすると、日米短期金利差に相当する高額なヘッジコストが発生し、実質的な利回りがマイナスに沈む現象が続いてきました。個人投資家が生の米国債を外貨建てで購入する場合、債券単体で年利4%前後のリターンを得られたとしても、受け取り時にドル円が10%円高へシフトすれば、トータルリターンはマイナスへ転じます。為替リスクと金利リスクの二重構造を理解することが不可欠です。