ジャニーさんの顔写真はなぜ非公開だったのか?素顔と若い頃の全貌
メディアには一切姿を見せなかった一方で、劇場や稽古場の現場では、その存在は日常的なものでした。所属タレントたちの回顧録や現場スタッフの証言から、素顔のジャニー氏の振る舞いを浮き彫りにします。
関係者の証言によると、帝国劇場でジャニーズ関連の舞台が上演される際、ジャニー氏は決まって劇場の地下飲食店街にある行きつけの喫茶店に立ち寄っていました。指定席のように座り、周囲の客と同じようにコーヒーを飲みながら、ジュニアたちの出番や演出プランを細かくメモしていた姿が目撃されています。高級ブランドを身につけることはほとんどなく、ユニクロなどの量販店で買った服を無頓着に着こなす小柄な老人として現場に溶け込んでいました。
テレビ番組でタレントたちが「YOU、やっちゃいなよ」といった独特の語り口をモノマネすることで、世間には「気さくで親しみやすい名物おじいちゃん」というパブリックイメージが定着しました。しかし、この親しみやすさと「メディアに顔を出さない謎めいた支配者」という二面性こそが、組織内の求心力を極限まで高める装置として機能していたのです。